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カタチに

企業理念策定プロジェクト 
石野社長×プロジェクトメンバー 座談会

実施日:2018年3月28日

未来の
関西ペイントをつくる

関西ペイントが創立100周年という節目を迎えるにあたり、石野社長は50年続いた「社是」をリファインし、
これからの時代に相応しく海外のパートナーとも共有できる、グローバルな「企業理念」の策定を決めた。
策定にあたって、未来の関西ペイントを担う若手5人を各職掌の役員がプロジェクトメンバーとして選出。
今回、プロジェクトメンバーと石野社長が、新しい企業理念に対する想いについて語りあった。

  • 西原 宏俊

    2001年入社

    コーポレート事業本部

    日本から海外各社の事業サポートを行ったり、ビジネス状況の情報収集を行う等、海外事業企画を担当。海外各社とのやり取りを行う中で、価値観の違いや誤解等、海外ビジネスの難しさに一喜一憂の日々。本プロジェクトでは、営業部門の代表として参画。ストレートな物言いだが、相手を尊重する念は常に忘れない頼れる兄貴分。

  • 橋村 昌尚

    2005年入社

    生産技術センター

    塗料開発部門で新規設計された製品を、国内外の工場で生産するために必要となる製造設備の導入や製造仕様の策定をメイン業務としている。本プロジェクトでは、生産部門の代表として参画。一見寡黙だか、ここぞで名コメントをくり出す義理堅き職人。

  • 伊藤 大作

    2006年入社

    基礎研究所

    塗料に使われる様々な基盤技術を研究し、最新の技術成果を用いて次世代塗料および塗料関連技術を開発する部門で、現在は次世代塗料向けの樹脂開発を担当する。本プロジェクトでは、技術開発部門の代表として参画。妥協せず、信念を曲げずに議論を尽くす切り込み隊長。

  • 福田 貴宏

    2007年入社

    人事企画室

    従業員の給与・勤怠・労政の実務をこなしながら人事管理システムの運用管理の全般の担当も兼ねる。本プロジェクトでは、管理部門の代表として参画。隠れていたパンドラの箱をよく開けてしまう知識人。

  • 北原 有紗

    2009年入社

    経営企画室

    経営戦略に必要な各種調査やデータ分析を行うかたわら、企業理念策定や創立100周年事業など、会社の将来像を描くプロジェクトの企画運営をメインに担当する。本プロジェクトの事務局(ディレクション)を担当。定期的に場を和ませようとする関西人。

理念策定を決めた理由、
メンバーを若手にした理由。

今回の「企業理念」策定のコンセプトは、創業者の思いがこめられており、
関西ペイントの企業文化背景でもある「社是」をベースとし、
そこに今後100年続くための未来に向けた新しいメッセージを加える、というものであった。

この未来に向けた新しいメッセージを考えるにあたり、
主体的に新時代を切り開いていってほしいという、若い世代への期待を込めて、
関西ペイントの文化をある程度理解しつつも、未来への新しいアイデアを有する、 
30代の若手・中堅社員を策定メンバーに選定した。

石野社長から、
メンバーのみなさんへ。

企業理念の策定においては、メンバーのみなさんに大変な尽力をいただきました。かなり重いタスクだったと思いますが、企業理念は今後100年続く関西ペイントグループのさらなる成功を実現する、非常に重要なものです。本当にありがとう。

未来の関西ペイントをつくる メンバーに抜擢された気持ちと、理念策定の難しさについて。

橋村

はじめは平常心でしたが、プロジェクトが進むにつれ、プレッシャーを感じましたね。しかし、徐々にやりがいのほうを強く感じるようになりました。

西原

これはしんどい仕事がきたな、と。しかし、メンバーとの1年間の活動を通して、会社の現状や方向性をより具体的に知ることができたのは、非常にいい経験になりました。

伊藤

難しかったのは、覚えやすくシンプルな表現にすることです。しかし、意図したニュアンスを正しく伝えなければならないので、言葉を探すのに大変苦労しました。

福田

私たちにできるのかな?という不安がありましたが、だれもやったことのない仕事だからこそ、やることに意味があると自分に言い聞かせていました。

北原

難しかったのは、理念の英文作成です。単なる英訳では込めた想いがほとんど通じなかったので、元KNPL(インド子会社)社員のシュリカントさんと協業して、言葉に迫力を持たせつつ、海外の方に伝わる表現を模索しました。大変なプロジェクトでしたが、それだけに、終ったときには相当の爽快感がありました。

新たに策定された企業理念について。 5人のメンバーと石野社長にとって、想い入れの強い言葉とは?

伊藤

私は、『革新』という言葉です。ありふれた言葉ではありますが、次の100年に向けて未来を切り拓くという想いをこの言葉に込めました。

西原

私は、『尊重』です。海外とのやりとりで日々感じることは、相手を尊重しないとビジネスは成立しないということ。異なる文化や習慣の違いを埋めるものは、やはり相手へのリスペクト(尊重)だと思っています。

橋村

私は、『誠実』です。安全第一と品質確保は、私たちのような製造業には欠かせない最も大切な要素だと思います。

福田

私は、『革新』の項目の中にある、物事の『本質』を見抜き…という文言です。安易に慣習に流れるのではなく、時には考え、本質を見極めることが大切だと思います。

北原

私も、『尊重』です。この言葉には、関西ペイントのDNAが感じられるからです。

石野社長

みなさん本当によく考えてくれています。これからの社会は変化のスピードが早い。グローバルかつ多様化する中で、考える領域は多岐にわたり、決断にもスピードが求められる。そこで私が今後社員のみなさんに考えていただきたいのは、オーナーシップを持つということ。企業理念の、『企業家精神』の価値観に込められている想いです。一人ひとりが当事者意識を持ち、自分で考えて行動して欲しいと思っています。

策定の中でプロジェクトメンバーが感じた、 関西ペイントの『いいところ』『変えたいところ』。そして、石野社長の『こうしたい』。

西原

関西ペイントの社員は熱い人が多いと思います。優等生も多いけれど、活発さがないのがもったいない。もっと発信力があるといい。

石野社長

みなさんが優秀なのは知っているし、若い人にはどんどん意見を言って欲しい。やっぱり、言わないと始まらないから。そういった場を設定できるようにしたい。

橋村

意見を言いやすい会社だと思います。社長ともこうして話せるし、企業理念を若手のメンバーに任せてもらえる風土もある。ただ、これまでのやり方を根底から変える『革新』が課題だと思います。

石野社長

『革新』と言っても、何もノーベル賞ものを考えなくていい。切り口やアプローチ、組み合せを変える。そんなちょっとしたImprovement(改善=進歩)が連なれば、結果として大きな革新を生み出しているんじゃないかな。日々の積み重ね、見方や考え方を変えることを大切にして欲しい。

福田

クロスファンクションができていないという弱みがあるのでは。部門をなくして、個人主体の組織にするのもいいかもしれません。

石野社長

部門によっては、組織形態を変えてもいいかもしれない。タテじゃなく、プレーヤーがヨコ並びになっているような文鎮型組織とか。

伊藤

会社が好きだからこそ出る不満かもしれませんが、現状を変えたいという思いや不満があるにも関わらず、安住しているというか、変化へのリスクを取らないところがあるように思えます。

石野社長

関西ペイントは製造業。安定供給、安定品質は大切だから、一定の状態が維持されることに価値観を感じること自体は悪くない。ただし、そこに安住してしまうのはよくない。それはおそらく評価する側の問題。高みを目指すことを評価対象にして、プレーヤーが良いプレーのできる環境をつくりたい。

北原

社員それぞれがしっかりした意見も持っている。なにより相互協力する企業文化がある。一方、チャレンジする場があまりないと思います。今回のプロジェクトのような場を他の社員の方々にも経験してもらいたいと思います。

石野社長

チャレンジの場はつくりたい。例えば、若手社員も国際会議に参加できるようにしたり、所属や立場を超えて議論できる場があったり。知って経験することで、途端に意識が変わることがある。そんな変化が会社を成長させると思うから。そうやって、社員みんなの目線がそろって対等に話ができる会社にしていきたいね。

石野社長から、
社員のみなさんへひと言。

仕事は、任せてもらったほうが面白い。私はビジネス人生のなかで、ずっとそう感じてきました。今回みなさんの話を聞いて、企業理念をつくるという『重いタスク』さえも楽しんでいる姿をみて、さらに強く確信をもちました。社員一人ひとりが自主性を持って仕事に取り組むことで、会社の成長はもちろんですが、それだけでなく、社会への貢献、個人の達成感や自己実現といった歓びを得られる環境が、これからの当社の目指す姿です。この企業理念と、皆さんとともに、さらに100年続く関西ペイントグループを築いていきましょう。

座談会を終えて EPILOGUE

座談会のあと、石野社長とプロジェクトメンバーは、理念策定の中で感じた関西ペイントの「いいところ」と「変えたいところ」について、ざっくばらんに意見交換を行った。
その中で出てきた提案について、石野社長は強く賛同し、実現化のために動き始めた。100年続く関西ペイントには、創業者の言葉である「立場の如何を顧みず、遠慮なく上役に意見を開陳すべし」という精神が息づいている。良いところは継承し、変えるべきところは変えながら、関西ペイントはこれからも進化を続け、人と社会の発展を支え続ける。