新車用塗料

自動車は鉄やアルミニウムなどの金属と色々な種類のプラスチックで出来ています。これらの材料を錆びないように、またきれいな色をつけるために塗料を塗りますが、それぞれの材料に最も適した塗料を塗らなければなりません。だから新車の自動車に塗る塗料にはたくさんの種類があるのです。

新車ボディの塗料

自動車のボディは普通鉄で出来ていますが、「ボディ用塗料」によって錆びないように、またとってもきれいな色に変身します。

新車ボディの塗装説明

新車のボディーは、電着塗料と呼ばれる下塗り塗料、塗膜イメージ中塗り塗料、上塗り塗料を全部で3~5層塗り重ねます。塗り重ねられた塗料の膜の厚さは約0.1mmと非常に薄いですが、その非常に薄い膜で、雨水などで車が錆びないようにする役割と、鋼鉄のボディーをとてもきれいな色に変身させる役割を果たします。新車のボディーには、はじめに電着塗料が塗装されます。お化粧でいう下地です。電着塗料のもっとも大きな役割電着イメージはボディーの錆を防ぐことです。ボディーの内側までしっかり錆を防ぐために、電着塗料をプールのように大きな浴槽にためておいて、その中にボディーをまるごとつけてからカップラーメンのように約3分間電気を流して塗装します。

次にボディーの色がよりきれいに見えるように中塗り塗料を塗装します。お化粧でいうファンデーションです。そして、いよいよ最後に実際のボディーの色をつける上塗り塗料を塗装します。上塗り塗料の色は普通の白や赤といったソリッドカラーと、金属感のあるメタリックカラー、パールの輝きのあるパールカラーの3種類に分けられます。メタリックカラーやパールカラーの場合、ベースコート塗装の後で更にツヤを出すために透明なクリヤーを塗装します。つまり、上塗り塗装を2回行います。お化粧でいえばベースコートがチーク、クリヤーがパウダーに当たります。焼付けイメージ電着塗料、中塗り塗料、上塗り塗料を塗った後、それぞれオーブンの中で140~170℃の温度でボディーを焼いて塗料を乾かして塗膜にします。

プラスチック部品の塗料

自動車の重さを軽くして燃費を良くするために、自動車の材料にはプラスチックもたくさん使われています。プラスチック部品イメージバンパーやドアの取っ手のまわりはプラスチックで出来ており、それをきれいにお化粧するために「プラスチック部品用塗料」が塗られます。

プラスチック部品の塗装説明

自動車の重量を軽くして燃費を良くするために、自動車にはバンパー・ドアミラー・ラジエーターグリル・スポイラーといった部品に、プラスチックの材料が使われています。そして、たくさんの種類のプラスチック部品に塗料が塗られています。

プラスチック部品用の塗料にはたくさんの種類があります。部品の種類によって塗料を使い分けていて、塗料を塗ることによってそれぞれの部品に必要な働きを与えています。例えば石など硬い物が当たっても割れない・傷がつきにくい・汚れにくい・光沢や美しい色を出すといった性能を与えています。

アルミホイールの塗料

アルミホイールも塗装してあるのを知っていますか?アルミホイールイメージアルミニウムは鉄のように赤い錆が出ることはありませんが、雨水などで白い錆が出て汚くなります。それを防ぐためにアルミホイールには「アルミホイール用塗料」が塗られています。

アルミホイールの塗装説明

アルミホイールの塗装説明

アルミホイールにも、塗料が塗られています。下の写真のアルミホイールには何層にも塗料が塗り重ねられていて、まるでメッキのような輝きを放っています。

【塗ってある塗料の種類】
  • 錆びるのを防ぐための下塗り塗料
  • 色々な色や模様をつけるためのカラー塗料
  • 劣化を防いで、いつまでも美しく保つためのクリヤー塗料

金属部分の塗装

普段は見えないようなところにも塗料は塗られています。金属部品イメージエンジンやブレーキの部品、サスペンションなどの足回り部品、ガソリンタンクなどは金属で出来ていますが、それを錆から守るための塗料が「金属部品用塗料」です。

金属部分の塗装説明

自動車において金属部品は、室内・ワイパー・エンジン廻り・足廻り・ガソリンタンクなど、あらゆる部分に使われていますが、それらの金属部品のほとんどに、部品を錆から守る塗料が塗られています。塗料といっても、液体タイプの焼き付け型塗料(溶剤型塗料・水性型塗料)、粉状タイプの粉体塗料、塗料で満たした浴槽に塗物を入れ、電気を流して塗装する電着塗料など様々な種類のものが塗られています。