関西ペイントの技術

基盤技術Basic Technology

多様な機能が求められる塗料の根幹を成すのが合成高分子です。汚れが付きにくい塗料も、水をはじく撥水性塗料もすべてはこの分子レベルの設計から生まれます。
合成高分子の種類、形態は実に多彩で、無限の組み合わせの中から最適な組み合わせを探るため、常に先進の実験機器や分析機器を導入して精力的な研究を展開しています。近年の計算化学の進歩はこの分野でも大いに活かされ、化学反応や分子構造のシミュレーションが可能となり、製品の開発期間の短縮に寄与しています。

また、塗料中の多くの成分の挙動や、塗膜の物理的・化学的特性を明らかにする為に、最新の分析機器・物性測定機器を保有し活用しています。
例えば塗膜の粘弾性に関する測定など、確かな根拠に裏付けられた研究・開発のバックアップを行っています。

塗料技術Paint Technology

関西ペイントは総合塗料メーカーとしてほとんどすべての分野で最先端の塗料開発を行っています。
塗料はオールラウンドな性能を要求されます。どんなに画期的な材料や技術であっても塗料と塗膜の品質に問題があったり、コストが見合わなければ製品化されることはありません。また塗料の品質としては優れていても塗り易さに問題がある場合も同様です。
さらに近年では環境や人体に配慮した製品開発が当然となっており、有害物質を含む成分を使用しないことはもちろん、塗装時および乾燥過程で発生するVOC(有機溶剤)量の低減なども考慮して製品開発を行わねばなりません。

これらのさまざまな問題や要求をひとつひとつクリアし、市場で満足していただくために多くの成分を組み合わせ、ひとつひとつの成分の働き・相互作用を科学的に制御し、新しい商品を生み出すファインケミストリー、それが塗料技術です。こうした関西ペイントの最先端塗料技術は世界各地へ技術輸出されています。

塗装技術Application Technology

容器の中に入っている塗料はまだ最終製品ではありません。塗装というプロセスで物体の表面に塗られて初めて役割を発揮します。
塗装は塗膜の美粧外観に大きな影響を与えます。時には塗膜の性能にも影響します。また塗装するときに、物体の表面に付着しないで飛び散ってしまう塗料を出来るだけ少なくすることは、経済性と環境の両面で重要です。これも塗装プロセスで決まります。

塗料メーカーである関西ペイントが塗装の研究を行うのも、お客様に塗料・塗装一体となったサービスを提供して満足していただくためです。
例えば自動車塗料の研究・開発部門では自動車メーカーと同様の塗装ラインを導入し、実際の現場さながらの塗装実験で、データの収集や塗装の効率化を追求しています。