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私たちは、塗料事業で培った技術と人財を最大限に活かした製品・サ一ビスを通じて、人と社会の発展を支えます。​​

 2023年度はコロナ禍の収束により社会・経済活動の正常化が進みました。一方でロシアーウクライナ、中東における地政学リスクのさらなる拡大や、多くの自然災害に見舞われました。そのような中、当社は2022年度からスタートした第17次中期経営計画において、成長戦略Good to Greatで掲げている持続的成長サイクルへの転換を果たすべく、構造改革と事業ポートフォリオの改善を進めてまいりました。 

  当社の創業者である岩井勝次郎は「利益追求と社会発展への貢献」という言葉を残しております。これはESG経営そのものであり、私たちは創業の精神に立ち返り、塗料のプロフェッショナルとして社会への貢献を続けてまいります。 

 当社グループの当連結会計年度における売上高は5,62277百万円(前期比10.5%)となりました。営業利益は、人件費等の固定費の増加があったものの、原価低減や販売価格の改善などに取り組んだ結果、51595百万円(前期比60.8 %)となりました。経常利益は超インフレ会計による正味貨幣持高に係る損失の計上があったものの、持分法による投資利益の増加や為替差益などにより、57685百万円 (前期比43.4 %)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式縮減に伴う投資有価証券売却益やインドの土地売却や本社事務所の売却に伴う固定資産売却益を計上したことなどにより、 6719百万円(前期比166.4%)となりました。
 以上の業績から、当事業年度の年問配当金につきましては 、1株につき40(中問配当金18円を含む) とさせていただきました。
ステークホルダーの皆様方におかれましては、今後ともなお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2024年6月28日
代表取締役社長