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よくあるご質問

用語集

あ行

アクリル樹脂塗料

アクリル樹脂を主成分とする塗料。多くの種類があるが、つぎのように大別される。
溶剤型熱可塑性塗料(ストレートアクリルラッカー・硝化綿変性アクリルラッカー・CAB変性アクリルラッカー)、溶剤型熱硬化性塗料、焼付アクリル樹脂塗料、水溶性熱硬化型塗料、水性焼付アクリル樹脂塗料、エマルション塗料、合成樹脂エマルションペイント、その他各種の水性塗料。

アスベスト

石綿。石綿セメント板(スレート)に用いられるほか、断熱、耐火の用途に多く使われていた。
塗料に配合されることもあるが、健康障害のおそれから現在はあまり使われていない。

安全データシート(SDS)

SDSとは、安全データシート(Safety Data Sheet)の略語で、化学物質および化学物質を含む製品を譲渡または提供する際、その製品の危険性や有害性および、取扱いに関する情報を提供するための文書。
SDSに記載する情報としては、製品に含まれる化学物質の名称や危険性のほか、取扱方法、保管方法、廃棄方法などが記載されている。

色番号

色の受発注時の混乱をさけるため、色に付けらる固有の番号。メーカー独自につけられることが多いが、日本塗料工業会発行の塗料用標準色では共通の番号が採用され、メーカーに関係なく同じ色を発注することができる。

色見本

色を決定する際に必要となるツール。実際の塗料で塗装されていることが多く、色目や質感などが確認できる。メーカーによっては指定の色を有償で大きなサイズや指定の素材に塗装し、仕上がりを確認できるサービスもある。

ウレタン樹脂塗料

ポリウレタン塗料ともいう。ウレタン結合を塗膜中に形成する塗料。水酸基(-OH)とイソシアネート基(-NCO)の反応を利用する。
いくつかの種類がある。
二液型ウレタン塗料(ポリエステル、アクリル樹脂などの水酸基をポリイソシアネートで架橋させる。性能は良く、自動車補修塗料、車両用塗料、建造物用塗料の上塗として広く使用されている。)、湿気硬化型ウレタン塗料(バインダー中にイソシアネート基を持ち、塗装後にこれが空気中の水分と反応して架橋する塗料。として木工用。)、酸化硬化型ウレタン塗料(ウレタン化油、ウレタン化アルキド塗料など。バインダー中にウレタン結合を含んでいて、通常の酸化乾燥で硬化する塗料。)

エポキシ樹脂塗料

エポキシ樹脂をバインダーとする塗料であるが、種類は非常に多い。
エポキシアミノ樹脂塗料(エポキシ樹脂にアミノ樹脂(尿素樹脂など)を配合した焼付け塗料。物理的、化学的性質が優れている。エポキシエステルをバインダーとする塗料。常温乾燥型と焼付型とがある。)、エポキシジンクリッチプライマー(アミン硬化のエポキシ樹脂塗料に亜鉛末を配合したもの。防食塗料であるが溶接が可能なので鋼材の一次プライマーとして使用されている。三液型。)、エポキシタール塗料(タールエポキシ塗料)(バインダーに、エポキシ樹脂と相溶性の良いタールなどの瀝青質を加えたもの。重防食用の塗料。JIS K 5664 1種・2種・3種。液型。)、エポキシフェノール樹脂塗料(エポキシ樹脂にフェノール樹脂を配合した焼付塗料。耐薬品性に優れ、缶内面用などの塗料として使用されている。)エポキシ・ポリアミン(ポリアミド)塗料(エポキシ基をアミン基で架橋させる常温乾燥型塗料。耐食性、耐薬品性に優れ重防食塗装に使用される。JIS K 5551。二液型。)
このほかに、アクリル樹脂塗料、アルキド樹脂塗料などをエポキシ樹脂で変性して、エポキシアクリル、エポキシアルキド塗料と称することもある。

塩化ゴム系塗料

生ゴムに塩素ガスを反応させて作られる樹脂状物質。塩素含有量によっていくつかのグレードがある。

か行

可塑剤

樹脂に加えてその弾性、柔軟性を高める材料。塗料では、ラッカーや塩化ビニル樹脂塗料に用いられる。低分子の可塑剤、たとえばジブチルフタレートなどは、表面や塗り重ねた他の層に移行する性質があるので、なるべくは高分子量の可塑剤や可塑性の樹脂を使用することが望ましい。

カラースラリー層

乾式洋瓦、モニエル瓦など、コンクリート製瓦に着色するために塗布面の下地ある層。劣化が進行すると表面に出てくることがあるが、塗料との相性が悪いため、剥離してしまうか対策を施した専用塗料を選定する必要がある。

含浸

一般に塗料は被塗物の上に皮膜を形成して保護するが、含浸タイプの塗料は木材や鋳物の微細な穴から塗料が浸透し、内部まで浸透させて被塗物を保護する。

希釈剤

1.塗料を薄めて粘度を下げるための材料。=(シンナーの項参照)
2.それ自身は溶解性を持たないが、真溶剤に加えることにより、塗料中の溶剤成分の調節に使う液体。
3.不飽和ポリエステル塗料の場合のスチレンのように、それ自体が塗膜になる溶剤。
シンナーと区別して希釈剤または反応性希釈剤と呼ぶ。(→うすめ液)

強溶剤

油性塗料を希釈するための溶剤で溶解力が非常に強い。代表的なものとしてはアクリルシンナー、ラッカーシンナー、ウレタンシンナー、エポキシシンナーなどがある。

ケレン

鉄材のさび落とし作業をいう。英語のクリーンから転託した言葉といわれている。

さ行

弱溶剤

油性塗料を希釈するための溶剤で強溶剤に比べて刺激の少ない溶剤。代表的なものに塗料用シンナー、ペイントうすめ液などがある。

シリコン樹脂塗料

シリコーン樹脂をバインダーとする塗料で耐候性、耐薬品性に優れ、建造物用、PCM用の高耐候性塗料や耐熱塗料として使用されている。

シンナー

塗料を薄めて塗装に適した粘度にするために加える溶剤。塗料ごとにそれに適したシンナーが使用されるが、塗料用シンナー、ラッカーシンナーなど一般用として市販されているものもある。
シンナーの選択の良否は仕上がりに影響を及ぼす。

た行

耐塩害

海水に含まれる塩分によって影響を受けやすい建築物の、劣化を防ぐ塗装方法。
下地調整の実施・変性エポキシ樹脂プライマーの厚塗りを行った後、耐候性に優れた上塗り塗料で仕上げを行う。

耐候性

塗膜を屋外に曝露したときの劣化の程度は塗膜の寿命に関係する。耐候性試験では、色、チョーキング、ワレ・ハガレ、さびなどの多くの項目が評価の対象とされる。屋外曝露試験で評価されるが、時間がかかるので各種の促進耐候試験がある。促進試験装置には、ウェザオメーター、サンシャインウェザオメーター、キセノンウェザオメーターなどがある。

塗料用標準色

日塗工塗料用標準色の項参照

な行

鉛・クロムフリー

鉛(青白色の軟らかくて重い金属。融点がセ氏327.5度と低く、加工が容易。耐食性にすぐれ、空気中では表面が酸化され、内部に影響が及ばない。主要鉱石は方鉛鉱。鉛管・電線被覆材・はんだ・活字合金・蓄電池極板・放射線遮蔽(しゃへい)材などに。)、クロムフリー(錆びにくい点が特徴。)

日塗工塗料用標準色

1954年より2年ごとに発行している世界最大発行部数の色見本帳。携帯に便利なハンディサイズのポケット版と色票を切り取ることができるワイド版(2分冊)がある。

日本建築仕上材工業会

略称:NSK工業会。英文名はJapan Building Coating Materials Association。建築仕上材・材料メーカーを主な正会員とし、原料および販売会社等を賛助会員とした工業会。1965年に日本防水リシン工業会として設立し、1980年に改称。

日本塗料工業会

一般社団法人日本塗料工業会(略称:日塗工)。英文略称はJPMA(Japan Paint Manufacturers Association)。塗料の普及啓発事業を目的に設立された公益法人。

は行

ふっ素樹脂塗料

通常のふっ素樹脂は溶剤に溶けず、塗料に用いられる樹脂は次の二つのタイプである。
フッ化ビニリデン系(融点は比較的低いが溶剤には溶けないので、溶剤で膨潤させた上でアクリル樹脂と組み合わせてオルガノゾル型焼付塗料として用いられる。)、フルオロエチレン/ビニルエーテル・ビニルエステル共重合系(溶剤に溶ける。樹脂に水酸基を導入し、メラミン樹脂架橋の焼付塗料、イソシアネート架橋の常温乾燥塗料として使われる。JIS K5658建築用ふっ素樹脂塗料、JIS K 5659鋼構造物用ふっ素樹脂塗料、の規格がある。
これらのふっ素樹脂塗料は、耐候性、耐薬品性、撥水性に優れているが、価格は高い。

ま行

膜厚

塗膜の厚さ。通常ミクロン(μm)で示されるが、欧米ではミル(1/1000インチ)で示されることが多い。

マンセル値

色を色相、明度、彩度の三つの属性でそれぞれに数値化した尺度を設けて記号化した値。

メタメリズム

二つの色が、ある光のもとでは一致して、他の光のもとでは遣って見えるという関係。二つの色の分光分布が異なっているときに起きやすい。

や行

焼付け乾燥

塗装後の被塗物に熱を加えて塗膜を硬化させる乾燥手法。短時間で硬化が終わるので工業製品の塗装時の乾燥に用いられる。

わ行

ワレ

塗膜に割れ目ができる現象。素地に達する深いわれをクラッキング、浅いわれをチェッキングという。

英数

FRP

Fiber「繊維」 Reinforced「強化された」 Plastics「プラスチック」の略称で、ガラス繊維等をプラスチックの中に入れ、強度を高めた繊維強化プラスチック。プラスチックにガラス繊維のような、弾性率の高い材料を加えて軽量かつ高強度にしたもの。
強度や耐水性・成形性に優れており、不飽和ポリエステル・エポキシ樹脂・ガラス繊維・カーボンファイバーを組み合わせたものが多い。

PCB

ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl):熱に強く電気絶縁性や耐薬品性に優れているため電気機器向けの塗料などにも使われていたが、毒性が高いため1972年の行政指導を受けて生産・使用中止となっている。