サステナビリティ生物多様性
方針・基本的な考え方
生物多様性保全を社会のサステナビリティにおける重要な課題の一つと考えます。原材料の調達、研究開発および生産活動、製品・サービスの提供とこれらの企業活動を行ううえで、自然資本に与える影響を正しく捉え、多様な生物が持続的に生存できる自然環境に配慮し取り組みを推進します。当社のマテリアリティに挙げた気候変動対策としての脱炭素、経済と資源循環の高度化に取り組むとともに、適正な化学物質管理を行います。また、内分泌かく乱物質のノニルフェノール、オクチルフェノールなどの全廃に取り組みます。
生物多様性に関する基本的な考え方
1. 生物多様性は地球環境及びQOLの向上にとって重要であり、その保全に取り組みます。
2.直接的な関わりが高い自社活動だけでなく、サプライチェーン全体を通して生物多様性との共存、影響に配慮した対応に努めます。
3.生物多様性の地域的、時間的特性を理解し、各地域ごとに適正な管理を行います。
体制・システム
関西ペイントグループは、非財務視点による企業価値向上を統括する「サステナビリティ推進委員会」を経営監理委員会の直下に設置し迅速な意思決定を行います。常設組織であるサステナビリティ戦略部により計画の最新化を行い、サステナビリティ推進部が各部門と連携し具体策を実行していくことで先進性と実現性の両立を担保し、事業部門と一体となって長期的な企業価値向上に取り組んでいます。
取り組み
- サプライチェーンを通じた環境との関わり
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当社グループが事業を行ううえで、サプライチェーンを通した環境との関わり(依存・影響)を正しく認識することが必要です。また、その関わりは当社の事業拠点の拠点所在地だけでなく、一次、二次と遡っての原材料供給元の拠点所在地(上流)と、特にGHG排出及び化学物質の放出リスクの点で注意すべき顧客の生産工場所在地にまで及びます。
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GHG排出、水資源利用、生物多様性、化学物質管理の各方向から依存度や影響度の評価を行っています。
KPI2030では、GHG排出に関する原因と結果、水資源との関りの大きさを評価できる項目を挙げていますが、今後、評価が進む中で必要に応じて管理項目の追加や修正を進めていきます。