サステナビリティグリーン調達
方針・基本的な考え方
当社は、環境問題への取り組みが企業の存在と活動に必須の要件であることを認識し、「地球環境問題に関する会社方針」に則り、資材の調達にあたっては環境への負荷ができる限り小さいものを、環境への取り組みに優れた取引先から優先的に調達し、持続可能な地球環境保全に留意し、地球環境に配慮した持続可能な調達を実践します。
持続可能な調達
ライフサイクル全体にわたりもっとも肯定的な環境的、社会的、経済的影響をもつ調達。
当社が生産活動において調達する製品、資材(原材料、補助材料)、部品(購買部品、 外注部品)を対象とします。
1)責任ある(CSRを果たしている)取引先様からの調達
下記を実践されている取引先様から調達します。
・ RoHS、ELV、REACH、日本化審法など国内外の化学物質規制に関する法令の遵守
・ 当社からの含有化学物質等の調査への協力
・ ISO14001の認証取得等により環境マネジメントシステムを構築、運用の維持・向上
・ 土壌/水源/生物多様性の保全
・ 環境負荷のより少ない製品の開発・製造
2)持続可能な資材(製品、原材料、補助材料、部品など)の調達
下記の資材を調達します。
1. 有害性物質を含有しない、もしくは削減された資材
2. 持続可能な資源の保全やその資源調達に関わる生物多様性に配慮した資材
・ リユース、リデュース、リサイクル品を用いた資材
・ 非可食性バイオマスを用いた資材
・ 製造、物流、使用においてCO2等の温室効果ガス(GHG)の排出を削減した資材
3. 生産者の生活水準の向上や地域環境に配慮した資材
4. 従事する労働者の労働環境や人権に配慮した資材
5. 生産地周辺の地域住民などの権利を侵害していない資材
6. コンゴ民主共和国および周辺国より採掘される紛争鉱物 (コンフリクトミネラル)を使用しない資材
体制・システム
関西ペイントグループは、非財務視点による企業価値向上を統括する「サステナビリティ推進委員会」を経営監理委員会の直下に設置し迅速な意思決定を行います。常設組織であるサステナビリティ戦略部により計画の最新化を行い、サステナビリティ推進部が各部門と連携し具体策を実行していくことで先進性と実現性の両立を担保し、事業部門と一体となって長期的な企業価値向上に取り組んでいます。
取り組み
- 事業継続への対応
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自然災害のリスクを評価した結果、リスクが高い結果となったサプライヤー上位50社(事業所)について、BCM(事業継続マネジメント)に関するアンケートを実施し、その中で課題がある23事業所に関しては、更に詳細なアンケートを実施しました。加えて購入数量の多い原料を供給いただいている95事業所についてもアンケートを実施しております。
災害リスクの高い、あるいは購入数量の多いサプライヤーのBCM対応を把握した上で、BCM対応が不充分なサプライヤーと協議し、その対応を進めていただくとともに、サプライヤーの経営状態、海外サプライヤーの調査も都度、加味しながら、資材の供給問題が発生した場合の対応について強化を進め、資材の安定調達を推進します。
また、自然災害リスクが高い原料でかつ、シングルソースの原料については複社化を進めています。